政財界から文化・スポーツまで、秀でた功績を残した人々の死亡記事-obituary-で綴るブログ「死亡欄」。(敬称略)
Today's Obituary


泉鏡花の姪で随筆家の泉名月、腎不全のため神奈川県逗子市の自宅で6日死去、74歳。

愛知県生まれ。鏡花の弟・豊春の長女。鏡花の死後、10歳の時に鏡花の妻すずの養女となった。92年から泉鏡花文学賞選考委員、99年から泉鏡花記念館名誉館長を務めた。

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ポーランド文学者で翻訳家、詩人の工藤幸雄、肺癌で5日死去、83歳。

1925年中国・大連(旧満州)生まれ。 東京大学文学部仏文科卒業。在学中より翻訳活動を始める。米インディアナ大学大学院に留学。共同通信社記者を経て、ワルシャワ大学日本学科講師として7年間ポーランドに暮らす。帰国後の77年多摩美術大学教授となる。ポーランドの自主管理労組「連帯」を支援し、81年から10年間「ポーランド月報」を発行。ポーランドを代表する映画監督アンジェイ・ワイダ氏の主要作の日本語字幕も手掛けた。

95年ポーランド演劇を世界に広めたとして国際演劇協会のポーランド・センターから「スタニスワフ・イグナチー・ビトキエビッチ賞」を受賞。

ポーランド語のほか英語、ロシア語、フランス語による翻訳も手がけた。

著書・詩集に「ぼくの翻訳人生」「十一月」「ワルシャワの七年」など。 翻訳作品には19世紀のポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエビッチの長編叙事詩「パン・タデウシュ」や「ブルーノ・シュルツ全集」などがある。
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作家の佐藤碧子(本名:石井光枝)、肺炎による心不全のため5日死去、96歳。

1912年東京市下谷区生まれ。29年九段の精華女子高等女学校卒業。30年文芸春秋社に入り、社長・菊池寛の秘書を務める。結婚により、38年同社を退職。
50年小磯なつ子の筆名で書いた「雪化粧」が直木賞候補になる。著書に「人間・菊池寛」「滝の音―懐旧の川端康成」など。

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詩人の伊良子正、肺炎のため鳥取市の病院で4月30日死去、87歳。

1921年京都市生まれ。明治期の詩人、伊良子清白の次男。医師として各地を転々とした父や肉親を題材にした作品で知られる。詩集に「十二月の蝉」「毒茸と髑髏と」「菱」「上機嫌な岬」「湾口と骨」など。

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作家の田畑麦彦(本名:篠原省三)、間質性肺炎のため東京都世田谷区の病院で6日死去、80歳。

1928年東京都生まれ。同人雑誌「文藝首都」「批評」「半世界」などに参加。のちに作家となる佐藤愛子と結婚するが、事業に失敗し破産。佐藤とも離婚する。62年「嬰ヘ短調」で第1回文芸賞を受賞。62年最初の著作「愛子」を刊行。ほかの著書に「祭壇」など。

結婚生活は佐藤の小説「ソクラテスの妻」や直木賞受賞作「戦いすんで日が暮れて」のモデルになった。
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SF作家の野田昌宏(本名:野田宏一郎)、肺炎のため6日死去、74歳。

1933年福岡県生まれ。学習院大学政経学部卒業。59年フジテレビ入社。「ちびっこのど自慢」などの番組に携わる。76年退社、日本テレワークの設立に参加し、84年同社長に就任する。

一方で、「銀河乞食軍団」シリーズなど人情味あふれるSF小説を執筆。86年「レモンパイお屋敷横町ゼロ番地」で第17回星雲賞日本短編部門賞を受賞。89年「スペース・オペラの書き方」、94年「やさしい宇宙開発入門」、95年「愛しのワンダーランド」、99年自ら出演しSFの歴史を語った「NHK人間大学 宇宙を空想してきた人々」でそれぞれ星雲賞ノンフィクション部門賞を受賞。95年「「科學小説」神髄」で日本SF大賞特別賞を受賞。

A・バートラム・チャンドラー作「ぬれた洞窟壁画の謎」、アレン・スティール「キャプテン・フューチャーの死」などの翻訳も手がけた。

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作家の氷室冴子(本名:碓井小恵子)、肺癌で6日死去、51歳。

1957年北海道岩見沢市生まれ。藤女子大学文学部国文学科卒業。77年在学中に「さようならアルルカン」で小説ジュニア第10回青春小説新人賞の佳作受賞。少女小説界へデビュー。80年代から90年代にかけ集英社コバルト文庫を代表する看板作家となる。主著に「なんて素敵にジャパネスク」「銀の海 金の大地」など。

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俳人の中拓夫(本名:中村勝四郎)、肺腺癌のため神奈川県海老名市の自宅で5月8日死去、78歳。

1930年神奈川県生まれ。句集に「愛鷹(あしたか)」「浦波」「暁鴎」など。

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