政財界から文化・スポーツまで、秀でた功績を残した人々の死亡記事-obituary-で綴るブログ「死亡欄」。(敬称略)
Today's Obituary


作家の今日泊亜蘭(Kyodomari Aran、本名・水島行衛)、肺がんのため12日死去、97歳。

1910年東京府下谷区(現:東京都台東区)生まれ。府立五中を中退後、アテネフランセなどで外国語を学ぶ。通訳などを務めた。

戦後SF創作を始め、53年佐藤春夫の推薦で「文芸日本」に「桜田門」(水島多樓名義)を発表。58年「河太郎帰化」で直木賞候補。62年代表作「光の塔」を出版。87-90年「SFマガジン」に長編「我が月は緑」を連載。

30カ国以上の言葉に通暁し、在野の言語学者としても活動。
別名義に水島太郎、璃昴、紀尾泊世央、今日泊蘭二、宇良島多浪、園兒など。





詩人の浜田知章(本名:施一)、急性肺炎のため神奈川県藤沢市の病院で16日死去、88歳。

1920年石川県内灘町生まれ。48年プロレタリア詩誌「山河」を創刊。52年詩誌「列島」に参加し、56年自家版「浜田知章詩集」を上梓。社会主義リアリズムの詩人として活動した。代表作に「クルク・ダリア」「幻花行」ななど。





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米数学者で初期コンピュータ理論家のアーサー・バークス(Arthur W. Burks)、アルツハイマービュ病のためミシガン州アン・アーバーの介護施設で14日死去、92歳。

1915年ミネソタ州ダルス生まれ。インディアナ州のデポー大学で物理学と数学を学ぶ。ミシガン大学で哲学の博士号取得。43年ENIAC開発チームに加わる。その後、IAS(プリンストン高等研究所)計算機の開発、EDVACにも関わるなど、計算機界の発展に貢献。

フォン・ノイマンの「自己増殖オートマトンの理論」の編者としても広く知られる。


※ENIAC(エニアック:Electronic Numerical Integrator and Computer)
 「電子式数値積分・計算機」を意味し、世界最初のコンピュータともいわれる。
 1946年2月ペンシルバニア大学で初めて公開され、55年10月まで使用されたのち解体。