Today's Obituary

ベトナムの非合法仏教団体「ベトナム統一仏教会(UBCV)」の最高指導僧のティック・フエン・クアン師(Thich Huyen Quang)、ベトナム中部ビンディン省の寺院で5日死去、87歳。
1919年ビン・ディン州レ・ディン・ナン生まれ。13歳で仏門に入る。77年共産党一党支配のベトナムで、ファン・バン・ドン首相(当時)に仏教界の姿勢を書いた手紙をだし、逮捕される。81年仏教諸宗派が政府公認「ベトナム仏教会」に統一。その際、南部を基盤として宗教活動の自由を主張、統一に異議を唱えたベトナム統一仏教会の高僧だったため、82年から軟禁生活を送る。92年統一仏教会の最高指導僧に就任。軟禁下で複数政党制など政治活動の自由を訴え続け、03年ファン・バン・カイ首相(当時)と会談。

ポーランド文学者で翻訳家、詩人の工藤幸雄、肺癌で5日死去、83歳。
1925年中国・大連(旧満州)生まれ。 東京大学文学部仏文科卒業。在学中より翻訳活動を始める。米インディアナ大学大学院に留学。共同通信社記者を経て、ワルシャワ大学日本学科講師として7年間ポーランドに暮らす。帰国後の77年多摩美術大学教授となる。ポーランドの自主管理労組「連帯」を支援し、81年から10年間「ポーランド月報」を発行。ポーランドを代表する映画監督アンジェイ・ワイダ氏の主要作の日本語字幕も手掛けた。
95年ポーランド演劇を世界に広めたとして国際演劇協会のポーランド・センターから「スタニスワフ・イグナチー・ビトキエビッチ賞」を受賞。
ポーランド語のほか英語、ロシア語、フランス語による翻訳も手がけた。
著書・詩集に「ぼくの翻訳人生」「十一月」「ワルシャワの七年」など。 翻訳作品には19世紀のポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエビッチの長編叙事詩「パン・タデウシュ」や「ブルーノ・シュルツ全集」などがある。
作家の佐藤碧子(本名:石井光枝)、肺炎による心不全のため5日死去、96歳。
1912年東京市下谷区生まれ。29年九段の精華女子高等女学校卒業。30年文芸春秋社に入り、社長・菊池寛の秘書を務める。結婚により、38年同社を退職。
50年小磯なつ子の筆名で書いた「雪化粧」が直木賞候補になる。著書に「人間・菊池寛」「滝の音―懐旧の川端康成」など。
1912年東京市下谷区生まれ。29年九段の精華女子高等女学校卒業。30年文芸春秋社に入り、社長・菊池寛の秘書を務める。結婚により、38年同社を退職。
50年小磯なつ子の筆名で書いた「雪化粧」が直木賞候補になる。著書に「人間・菊池寛」「滝の音―懐旧の川端康成」など。




