政財界から文化・スポーツまで、秀でた功績を残した人々の死亡記事-obituary-で綴るブログ「死亡欄」。(敬称略)
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映画評論家の水野晴郎(本名:和夫)、肝不全のため東京都内の病院で10日死去、76歳。

1931年岡山県生まれ。父は軍人で戦時中はを蒙古、中国、満州で過ごす。戦争終結直前に士官候補生として陸軍入隊。終戦後は母親や弟妹らと約2年間満州を放浪したのち46年帰国。岡山で9年間を過ごし、働きながら夜間高校を卒業。

56年上京し、24歳で米映画会社・20世紀フォックスの宣伝マンになる。宣伝部長を務めたのち、日本ユナイト映画の宣伝総支配人となる。71年10月から日本テレビ系「水曜ロードショー」の解説を担当。72年独立し、洋画配給会社「IP(インターナショナルプロモーション)」を設立。そのかたらわ慶応義塾大学国文科を9年かかって通信教育で卒業。83年参院選で新自由クラブ民主連合の名簿第3位で立候補したが、落選。

95年初監督作「シベリア超特急」の製作を発表、自ら山下奉文大将役で出演。その後「シベ超」の愛称でシリーズ化される。このほか世界の警察を回り、米国では警察学校に通ったのち約10年間警察官を務めた。米国の大学への論文が認められ、警察学博士号・芸術学博士号、社会学博士号を授与。日本アカデミー賞、ゴールデン・グロス賞、日本映画批評家大賞の発案者で、日本映画の発展に尽力した。
倉敷芸術科学大学教授、大阪芸術大学客員教授。

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