政財界から文化・スポーツまで、秀でた功績を残した人々の死亡記事-obituary-で綴るブログ「死亡欄」。(敬称略)
自然農法を提唱し世界各地で砂漠緑化などに取り組んだ福岡正信、老衰で16日死去、95歳。

1913年愛媛県伊予市生まれ。岐阜高等農林学校(現:岐阜大学応用生物科学部)卒業。横浜税関植物検査課と高知県農業試験場に勤務した後、37年伊予市に帰郷。一時自然農法を始める。47年自然農法一筋に研究を開始。土を耕さず無肥料・無農薬・無除草で作物を育てることを特徴とする自然農法を確立した。田植えをせずに種籾をじかに地面にまいて米を作り、刈り取る前に麦の種をまくという「不耕起直播」の米麦連続栽培は晩年まで改良を重ねた。

樹木や果樹など約100の種を粘土に混ぜてつくる「粘土団子」を活用し、アジアやアフリカ諸国の砂漠緑化にもかかわった。海外では「現代の老子」とも評され、宗教哲学者として評価されている。著書に「わら一本の革命」など。

88年インド最高栄誉賞デーシコッタム賞、アジアのノーベル賞と言われるラモン・マグサイサイ賞を受賞。97年第1回アース・カウンシル賞受賞。




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