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ピエール・シェンデルフェール    - 2012.03.16 -




フランスの映画監督で作家のピエール・シェンデルフェール(Pierre Schoendoerffer)、
パリ郊外の病院で14日死去、83歳。数日前に外科手術を受けていた。

1928年仏中部ピュイ=ド=ドーム県シャマリエール生まれ。10代のころに商業船で働く。インドシナ戦争で3年間仏軍映像撮影部隊の要員としてインドシナに赴き、54年ディエンビエンフーの戦いを記録。捕虜として4カ月間過ごす。除隊後もベトナムに残り、仏誌パリマッチや米誌タイムの記者として活動した。

58年映画監督デビュー。65年インドシナでの体験に基づく自作小説を映画化した「317小隊」でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞。67年ベトナム戦争中の米軍の戦闘を追ったドキュメンタリー「ラ・セクション・アンデルソン(アンダーソン小隊)」で米アカデミー賞を受賞。
76年小説「クラブタンブール」でアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞。翌年みずから映画化した。

映画監督のフレデリック・シェンデルフェールは息子。
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