
前東京都知事で作家・タレントでもあった青島幸男、骨髄異形成症候群のため東京都内の病院で20日死去。74歳だった。
1932年東京・日本橋の仕出し弁当店・弁菊の次男として生まれる。早稲田大学第一商学部に入学。卒業間際に結核を患い、同大学院に進学して療養生活を送る。56年同中退。
療養中に銀座でバーを経営するかたわら、放送作家としての活動を開始。『おとなの漫画』『シャボン玉ホリデー』などの構成を担当し、「青島だぁ」のギャグで一躍脚光を浴びる。作詞家としても『スーダラ節』『ハイ、それまでよ』『明日があるさ』などのヒット曲を世に送りだし、67年にはテレビ番組『意地悪ばあさん』を主演しタレントとしての活動する。
68年、参院選全国区から立候補し2位で初当選(1位は現都知事の石原慎太郎だった)、タレント議員の草分け的存在となる。71年の参院予算委員会で、自民党への政治献金の莫大さを批判して、当時の佐藤栄作首相を「財界の男妾」と呼び物議をかもした。
81年、母親をモデルにした小説『人間万事塞翁が丙午』で直木賞を受賞した。
89年には消費税法案の強行採決に抗議して議員を辞職(4期目途中)し、直後の参院選に立候補するも落選。92年の参院選で議員に復帰する。
95年、「反既成政党」を掲げて都知事選に立候補して初当選。大阪府知事に当選した横山ノックとともに“無党派層の時代”の象徴となった。知事就任後、世界都市博覧会の中止を実現させたが、二信組救済では「税金投入せず」の公約を守れず、都の食糧費公開にも消極的で、官僚・役人任せの姿勢が目立った。
99年に1期限りで知事を引退。01年、04年の参院選に出馬するも、返り咲きはならなかった。
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