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下山敏郎    - 2013.07.04 -




元オリンパス光学工業(現:オリンパス)社長の下山敏郎、肺炎による呼吸不全のため東京都の病院で6月30日死去、89歳。

1924年新潟県堀之内町生まれ。42年陸軍士官学校に入学、特攻攻撃隊員として奉天北飛行場で終戦を迎える。49年東京大学文学部哲学科を卒業。
三幸実業に入社するも退職。同年オリンパス光学工業に入社。ニューヨーク勤務、海外営業部長などをへて、79年常務となる。84年社長に就任。93年まで務めた。その後01年まで会長を務め、最高顧問に退いた。

オリンパスの粉飾決算事件では、同社旧経営陣が金融商品取引法違反罪に問われ、東京地裁は3日、損失隠しを最初に指示したのは当時社長の下山氏らだったと認定した。しかし、時効のため刑事責任は問われなかった。
粉飾決算発覚後の昨年1月、同社から損害賠償請求訴訟を起こされ、係争中だった。 

同台経済懇話会副代表幹事。新しい歴史教科書をつくる会賛同者。
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