
戦前から活躍した国内作曲界の長老である安部幸明、心不全で28日死去。95歳だった。
1911年広島県生まれ。少年期を東京で過ごし、29年東京音楽学校(現・東京芸大)チェロ科入学。33年本科を卒業後、研究科作曲部に進む。35年処女作「弦楽四重奏曲第1番」を作曲・初演、日本現代作曲家連盟に入会する。
38年作曲家の登竜門ワインガルトナー賞に「チェロ協奏曲」が入賞、一躍脚光を浴びる。
44年召集を受け、海軍水兵となる。
戦後はショスタコーヴィチらロシア作曲家を模範とした新古典主義的潮流の影響を受けつつも、独自の躍動感あふれる作風を確立していった。
広島エリザベト音楽短期大学教授や京都市立音楽短期大学教授を歴任。
代表作に全15曲の「弦楽四重奏曲」や「交響曲第1番」などがある。
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