
植民地独立後のイスラーム諸国家における初の女性首相となった、パキスタンの有力野党「パキスタン人民党」総裁で元首相のベナジル・ブット(Benazir Bhutto)、首都イスラマバード近郊のラワルピンディで首と胸を撃たれ、病院に運ばれたが27日死去、54歳。来月8日実施予定の総選挙に向けた同党の集会会場から立ち去る際に狙撃された。狙撃した男は直後に自爆、周りにいた少なくとも20人が死亡した。民主化を求めてきた元首相が暗殺されたことで、総選挙を含め、パキスタン情勢が混迷が懸念される。
1953年パキスタン南部カラチ生まれ。アリ・ブット初代首相の長女。69-77年米ハーバード大と英オックスフォード大に留学。77年ハク陸軍参謀長による軍事クーデターで自宅に軟禁される。84年英国亡命。86年帰国し民主回復運動の反政府運動を展開。
88年総選挙で大勝しイスラム圏初の女性首相となり90年まで務める。93-96年再度首相となる。99年汚職などで有罪判決、滞在中の英国から帰国せず事実上の亡命生活に入る。07年大統領選と総選挙を控え、ムシャラフ大統領との政権協議で汚職訴追が取り下げられ、8年半ぶりに帰国していた。
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