
インドネシア元大統領のスハルト(Suharto)、多臓器不全のためジャカルタの病院で27日死去、86歳。
1921年オランダ植民地下のジャワ島中部ジョクジャカルタ近郊ゴデアン村生まれ。18歳で中学校卒業、農業銀行見習い行員を経て、オランダ領東インド軍(蘭印軍)に入隊。43年旧日本軍が組織したペタ(郷土防衛義勇軍)に採用。45年インドネシア独立宣言でオランダと独立戦争が始まり、インドネシア正規軍に参加。
65年国軍精鋭部隊の戦略予備軍司令官として、共産党系軍人のクーデター未遂「9・30事件」を鎮圧。66年スカルノ大統領から実権を奪う。67年大統領代行、68年第2代大統領に就任。強権で国内の政情を安定させ、経済発展を推進した。
97年アジア通貨危機の経済・社会不安で民主化運動が高まり、98年首都暴動直後に辞任。30年の長期政権に幕を下ろした。
00年在任中の不正蓄財事件で起訴されたが、病気を理由に取り下げられた。07年検察が民事訴訟を起こし、総額14億ドル(約1500億円)相当の国庫返納・損害賠償を求めていた。
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