
社団法人海外環境協力センター顧問で元環境庁大気保全局長の橋本道夫、胃癌のため横浜市の病院で14日死去、83歳。
1924年大阪府生まれ。大阪大医学部卒。米国ハーバード大公衆衛生学部大学院修了。57年厚生省に入る。64年初代公害課長に就任。72年環境庁(現環境省)に移り、大気保全局長などを歴任。
四日市ぜんそくや水俣病の対策、公害対策基本法、大気汚染防止法の作成に関与するなど公害行政畑を歩み「ミスター公害」と呼ばれた。イタイイタイ病とカドミウム、水俣病と有機水銀の因果関係を認める「厚生省見解」を執筆し、被害者補償への道筋をつけた。73年公害患者を認定・救済する世界初の公害健康被害補償法を制定する立役者となる。
産業界からの批判により二酸化窒素の環境基準が緩和され、責任をとるとして78年退官。その後85年まで筑波大大学院社会医学系教授。
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